年末調整では処理できない所得控除・税額控除

年末調整では、雑損控除医療費控除寄附金控除の3項目の所得控除、はじめての適用となるは住宅ローン控除といったところは処理できません。



このような場合、本来の処理方法である確定申告を行うことにより、年末調整時点で適用漏れであった所得控除や税額控除を考慮した正しい所得税額が計算されます。

確定申告は適用漏れの所得控除や税額控除を発見する年に一度の機会です。

自らきちんと申告しましょう。

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年末調整で所得税が戻るケース

年末調整で所得税が戻るケースは、以下のような場合があげられます。

  • 生命保険に入って保険料を払っており、生命保険料控除が受けられる
  • 地震保険に入って保険料を払っており、地震保険料控除が受けられる
  • 確定申告で初回の住宅ローン控除を済ませており、2回目以降を申請する
  • 給与計算の時より、扶養控除の適用となる人がいることが判明した
  • 年の中途で控除対象配偶者の適用対象となる人と結婚した
  • 寡婦控除(あるいは寡夫控除)の申請を年末調整時に行った
  • 障害者控除(あるいは特別障害者控除)の申請を年末調整時に行った

雑損控除・医療費控除・寄附金控除以外でこの他にも適用可能な所得控除があれば、年末調整で申告すると所得税が戻ってきます。



収入から必要経費や所得控除が差し引かれ、課税所得に税率がかけられ、税額控除されるまでの流れです。
所得控除大きければ大きいほど、課税所得が少なくなるため、税額を小さくすることができます。



年末調整で所得税が戻るケースとして紹介した生命保険料控除や地震保険料l控除、2回目以降の住宅ローン控除などは、給料計算の際には考慮されていません。

自身で年末調整できちんと申告することで節税することが可能です。
posted by 年末調整 at 17:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年末調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

注意しておいたほうがいい点

この他にも注意していただきたい点がいくつかありますので、列記しておきます。

  • 「住宅借入金等特別控除」、「特定増改築等住宅借入金等特別控除」に該当する人で、過去に確定申告をして証明書の送付を受けている人は、会社へ関連書類を提出すれば年末調整で手続きが完了し、確定申告が免除されます。
    今年、初めて手続きされる人は、確定申告をしていただく必要があります
  • 今年、再就職した人は、従前の勤務先から「源泉徴収票」の交付を受け、提出してください。
    暦年の収入による精算が完了し、確定申告が免除されます。
    失業給付金は「非課税所得」となるため、申告する必要はありません
  • 扶養親族に異動があった場合や、ご自身が年の中途で障害者や寡婦等に該当するようになった場合は、会社に提出してある「平成23年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」への加筆修正をしてください。
    正しい内容になっていれば確定申告する必要がなくなります。
posted by 年末調整 at 17:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年末調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

配偶者特別控除

扶養している奥様(ご主人)の年間所得が、38万円を超え76万円未満である場合、この控除に該当するようになりますから、記入が必要です。
(パートなどの給与収入に換算すると、年収103万円を超え141万円未満の場合となります。)

もし、配偶者控除の対象として会社に届出してある場合には、そちらを取り消す手続き(下記「注意」欄の後段を参照)も必要となります。
posted by 年末調整 at 17:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年末調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小規模企業共済等掛金控除

用紙に記載された種類の掛金を支払っている場合、該当する欄に金額を記入してください。
(実際にこの控除に該当するケースは稀であり、一般的ではありません)

こちらの控除も上限金額の設定がありませんので、漏れなく記入してください。
posted by 年末調整 at 17:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年末調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

社会保険料控除

給与から天引きされる協会けんぽ、厚生年金掛金、雇用保険料等以外で、今年中にご自身で支払った国民年金掛金や国民健康保険料がある場合は忘れずに記入してください。

今年、中途就職したり、親族(お子さん)の国民年金掛金を負担したりした人は要注意です。

上記の2つの控除には上限金額がありますが、この控除には上限金額の設定がありませんので、漏れのないようにすべてを記入してください。
posted by 年末調整 at 17:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年末調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地震保険料控除

地震等の損害に対し給付金が支給される保険が対象となり、年間の保険料が5万円以上になれば、控除額は上限金額(5万円)に達します。
それ以上いくら記入しても控除額は増えません。

なお、旧長期損害保険とは、平成18年末日までに契約を締結した長期損害保険(保険期間10年以上で満期返戻金があるもの)を指しています。
こちらは2万円以上で上限金額(1.5万円)に達します。

両方に該当する場合、それぞれの控除額を算出後合計し、全体で5万円が上限金額となります。
(地震保険で5万円以上保険料を支払っていれば、旧長期の記載は不要となります)
posted by 年末調整 at 17:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年末調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

生命保険料控除

一般の生命保険料と個人年金保険料に区分され、それぞれの区分ごとに控除金額を算出し、最後に合計します。
(保険料の支払証明書を確認すれば区分が表示されています。)

どちらの区分においても、それぞれの年間保険料が10万円以上になれば、控除額は上限金額(5万円)に達します。
それ以上いくら記入しても控除額は増えません。


例)
  一般の生命保険料・・・「12万円の証明書(A)」、「6万円の証明書(B)」、「8千円の証明書(C)」
  個人年金保険料・・・・「18万円の証明書(X)」、「12万円の証明書(Y)」がある場合
  
このような場合、(A)と(X)もしくは(A)と(Y)の組み合わせのみ記載すれば上限に達しますので、それ以外の証明書の記入は不要となります。
posted by 年末調整 at 17:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年末調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

給与所得者の保険料控除申告書 兼 配偶者特別控除申告書

会社(給与の支払者)が「年末調整」を行うために、
「給与所得者の保険料控除申告書 兼 配偶者特別控除申告書」という書類の提出を求められると思います。

h23_05.png

[PDF]http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/h23_05.pdf

過去に年末調整をしたことのある人は見慣れたこの用紙ですが、実はこの用紙に記載した内容によって、所得税の精算が行われるようになっているのです。

ですから、税金を計算する上で有利となる情報は、すべて記入しておかないと「損」をすることになるのです。

では、実際に何をどう記入しなければならないか、その仕組みを順番に説明してみます。

 

以上の5つが、年末調整用の書類(給与所得者の保険料控除申告書 兼 配偶者特別控除申告書)に記入して申請する控除の概要となります。控除の詳細は上記のリンク先をそれぞれ見て下さい。

また、用紙の裏面に添付しなければならない証明書等の説明も書いてありますので、忘れずに提出してください。

 
posted by 年末調整 at 17:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年末調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

所得税と年末調整

C00286-001G.jpg月々の給料から源泉徴収されている所得税は、確定した税額ではなく、概算によって徴収されています。

また、所得税は、暦年単位で個人毎に集計した所得や控除によって、正式な税額が決まる仕組みになっています。

暦年毎の給与における所得税の精算行為を「年末調整」といいます。
会社(給与の支払者)がその処理をすることになっています。

●年末調整で所得税が返金(還付)されることがあります。
これは概算徴収されていた税の精算結果によるものです。
ですので、場合によっては追加徴収となる可能性もあります。
したがって、「年末調整=税金が返ってくる」という認識を持つのは危険です

具体的には、年収に応じて正しい税額を算定した上で、
  • 正しい所得税額 < 差し引かれた源泉所得税額 の場合には所得税が戻り
  • 正しい所得税額 > 差し引かれた源泉所得税額 の場合には所得税を追加で支払う

手続き全般を指すものです。年末調整で所得税が戻るケースと所得税を追加で支払うケースについて、もう少し詳しくみていきましょう。
posted by 年末調整 at 16:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年末調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はじめに

081.png毎年、年末の時期になると、勤務先などから「年末調整」の書類を提出するように言われると思います。

しかし、この書類って、いまいち意味がよくわからなかったりしますよね。
そして、記入するのが面倒だからといって、適当に対応していると…。

知らないうちに「損」をしてしまっている場合があります!

「年末調整」の仕組みを予め理解しておけば「損」をしても気が付かない…、ということを未然に防ぐことが可能なんです。
posted by 年末調整 at 15:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年末調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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